以下主催者である天然デンネンズ・勝見智子さんより。
==================
「音楽を通していのちを見つめる」を柱に、様々なミュージシャンたちとつくりあげるコンサート。

収益を関西いのちの電話へ寄附しています。

いのちの電話は、2年半におよぶ研修を経て相談員となった方がボランティアで、24時間365日電話相談窓口に立っています。

電話相談は、かけた側のひとがどんな状況であれ、電話を切れば相談員のほうからかけ直したり、その後の様子を調べたりする事はできません。

あくまでかける側主導のもので、どれだけ苦しいひとの心に寄り添いたいと願っても、電話をかけてもらわない限りはそこへ近づくことはできません。

2013年に　天然デンネンズの「ふるさとの音色」がいのちの電話と出逢うきっかけとなりました。

「子どもたちに電話相談という窓口があるよ。それを伝えるために　ふるさとの音色を聴かせてあげてほしい。」

そうやってはじまった、中高生対象にはじまったいのちの授業。

そのいのちの授業を経てわたしは、音楽はいのちの電話みたいな面があって、また　いのちの電話も、音楽のような面もあるなぁと感じました。

暗闇のなかで　もがいてもがいてやっと伸ばした、その手の先に　偶然触れた　暖かいもので、自分のなかから湧いてくる力をほんのすこしでも信じられるような、そんなきっかけとなるようなものがひとつでも多い社会であること。

そのひとつとして、いのちのコンサートがあれば良いなと思っています。