しあわせの鈴 そっと差し出して
耳元で振ってごらん と君が言う
ずっとそばにいてくれたこと
その時 はじめて 気がついた
もう 夏は二度と ここに巡って来ることはない と 思ってた
とおい人の背中 見送った日のかなしみを憶えてるあたしは
うつむいたままで
そのくせ意地を張って
ほんとうは 泣きたかったくせに、ね
君が触れたあたしの心いっぱいに広がってく
雲ひとつない 秋の空
ちりんちりん 響く虫の音
君への想い 奏で始めるけれど
しあわせの鈴 そっと差し出して
耳元で振ってごらん と君が言う
夏が過ぎ 秋風 頬を撫でる
移りゆく季節はやさしく過ぎる
けれど―――
君が触れたあたしの心いっぱいに広がってく
十六夜の月灯り
好きよ好きよ 響く虫の音
照らされた想い 歌い始めるけれど
君が触れたあたしの心いっぱいに広がってく
雲ひとつない 秋の空
ちりんちりん 響く虫の音
君への想い 奏で始めるけれど
なにも伝えられないままで
露草に涙がにじむだけ
ちりんちりん
ちりんちりん
好きよ好きよ と 君に泣いて
ちりんちりん
ちりんちりん
あたしの心にこだまする
ららら…
作詞:やなせなな
シングル『街の灯』(2004年)、アルバム『あいのうた』(2005年)収録
©Studio Tabby
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