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歌詞

やなせなな 歌詞「祭りのあと」

金木犀の花 薫る頃
瞳閉じれば この胸の中
蘇る笛の音 踊る太鼓
あなたが好きだった 祭りばやし

夕闇の中 揺れるちょうちん
あなたとふたり 宵宮参り
幼いわたしの手 引いて歩く
あなたが口ずさむのは 古い歌

時は流れて 変わりゆく町
遠い日は もう戻らないけれど
人波の中 あなたが生きた轍の後を辿り歩く

鏡に映る わたしの顔は
いつしか あなたによく似ていた
幼い子どもの手 握り返し
あなたを真似て歌う 子守唄

時は流れて 変わりゆく町
あなたは二度と戻らないけれど
わたしの中に 確かに残る
轍にも似た証 伝える

金木犀の花 薫る頃
瞳閉じれば この胸の中
蘇るいとおしい面影に
赤とんぼが さよなら と 羽鳴らす

祭りばやしの背中 見送って
今年もまた ふるさとに秋が来る

作詞:やなせなな

アルバム『遠い約束』(2007年)収録

©Studio Tabby
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